ばかぞう、天国へ


14日の早朝、ばかぞうは天に召されました。
5〜6年前に出会ったときには、すでに大人だったことを考えるとやはり高齢だったのでしょう。

一匹狼のばかぞうの性格から考えて、いなくなるときはフイと行方不明になるのでは、と思われていましたが、
残される私たちの気持ちを考えてか、家からすぐの場所で静かに横たわっていてくれました。
私たちが何日も、ばかぞうがどこかでおなかをへらして凍えていないか、だれかにいじめられてはいないかと、気をもんだり泣いたりしないよう、きちんとけじめをつけてくれたのだと思います。

ばかぞうは私たちに丸一日の時間をくれて、ばかぞうのきらいなだっこをしたり身体を拭いたりさせてくれました。
午後には、朝の雨がやんでぽかぽか陽気になったベランダで、ばかぞうをだっこしてばかぞうの好きな景色をいっしょに見ました。

お寺で最後のお別れをして、夜に帰ってくると玄関を開けた瞬間、
むせかえるようなばかぞうの匂いに包まれました。
今までそんな匂いがしたことはなかったので、きっとばかぞうが「ありがとう、さようなら」とごあいさつしてくれたのだと思います。

ほこりっぽい日なたの匂いと、赤ちゃんのような甘ったるい匂い、それから脂っぽいケモノの匂いがまざった、ばかぞうのいい匂いを
一生忘れることはないでしょう。

大好きなばかぞう、今までありがとう。
これからもずっと、うちのかわいいばかぞうだよ!